2014.1.20
新しい年にあたり皆様の健康とご多幸をお祈り申し上げます。この一年も女子美卒業生らしい楽しい企画を計画して参りたいと思っています。
振り返ってみますと、支部会・ワークショップ等においてその時々の参加人数は12名前後であまり変わりありませんが、その都度、新しい会員の方が1人2人と参加して頂け、それが何よりの励みとなり次へのステップに繋がっていきました。そして高山での総会の計画・実行もこの流れの延長線上にあって、また飛騨の会員の方々との交流も目的でした。皆様の協力のお蔭をもちまして飛騨ブロックが誕生し、これからは岐阜ブロックと共に活動していけるよう期待が膨らみます。
世の中の浮き沈みに負けない女子美力<創造・美意識・自然賛歌>でがんばりましょう。
■平成25年度 第3回総会報告 2013.6.3
出席者14名 高山市松倉 ㈱キタニにて
・開会のあいさつ
①自己紹介 ②前年度の行事報告 ③会計報告と監査 ④今年度の役員の承認
⑤支部会費の改正
⑥これからのこと
PCによる<広報部長>決定 (坂爪)
飛騨ブロック代表決定 (阪下)
若い方が入りやすくするためのホームページ作りやワークショップを持つ。
クラフトフェアなどに女子美の方が出ている。
・大徳寺弁当の美味しい昼食を頂いてから、愛知の1泊旅行の28名を迎える。
■講演会
●洋画家教授 上葛先生講演
スライド説明
1年生-自由制作が主流
2年生-100人を3グループに分け、1.デッサン 2.油絵 3.映像とする。
立体キャラクター作りは絵画的である。希望で抽象画もやる。
作品批評は先生からだけではなく学生からの考えも言えるようになっている。
3年生-ワーク・イン・プログレス グループでテーマを決め、自分たちで新しいことを創造していく。
作家としての立ち位置を考える。
*中国留学生を増やすため、上海に女子美アートギャラリーがあり、宣伝の展覧会をする。
上海交通大学との交流、展覧会には横山学長が出席された。
*上葛先生の作品
出身地神岡にあるスーパーカミオカンデの写真から受けたインスピレーションの油絵。キタニジャパンでの個展作品。<乗鞍山の絵>キタニジャパンより望むことができる。
富山個展<高山線からみる川に架かる橋の絵>抽象的な見えないものの中に具体的なものをいれることに興味を持っている。
<神岡にある緞帳>船津~野麦峠~諏訪大社にいく行程を表現した。
今後、肖像画や人間を描きたい。北宋の水墨画にあるように細密の中に自然として簡単に描いてあるように。
●客員教授 佐藤和子先生
<変わりゆく素敵なインテリアの世界> 今注目を浴びている北欧家具
イタリアに30年在住。現在、建築家とインテリアのデザインを進めている。
北欧家具も建築家と共存している。1950年代の家具が、大震災後、再び注目を浴びている。
北欧は福祉の国で中でもデンマークは、生活のクオリティを高める人間の生活に根ざした家具が作られている。
家具だけではなくランプなども発展している。
アメリカはテクノロジーは進んでいるが、本当の生活空間に豊かさのはあるのか。
50年代当時の重ね合わせる椅子は、今では椅子の足の色をいろいろ変えて出している。
このようにアートとデザインの違いは、もう1回繰り返しそれができるかどうかで決まる。
今年のミラノサローネ:写真家と彫刻家のつくる家具。モンドリアンの世界のような家具である。
日本人と北欧の人が一緒にデザインしているものもある。
パオラ・ナーネさんの椅子、ダイニングの紹介。
佐藤和子先生の作品 :ミラノM邸-古い家を設計し直したもの
デザイン誌「DEN」6月号には北欧家具と器がテーマで、暖かさ、癒し、老人、子供用差別無く美しく使えるものがある。
和も区切りのない空間を使うようになってきているので生活を楽しむ空間を作ることが出来る。
・講演後、㈱キタニ・ジャパンの会長、田中清文様の挨拶と社員の方の会社案内とカタログ説明
・大久保加代子さんにより閉会の挨拶
■交流会 山々を望むガーデンテラスにおいてコーヒータイム。㈱キタニ様よりコーヒーとケーキのサービスを受ける。愛知、三重、東京、岐阜支部、各々愉しく懇談
■見学 広い敷地内にある復元されたフィンユール邸、北欧家具コレクションのある邯鄲亭など自由に見学しました。
司会進行 多和田恵美子
書記 松井ミチル
会計 大久保加代子
監査 香田登洋子
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●同窓会岐阜支部に入会して S45年 洋画科卒 松岡由紀子
思い返せば三年前、女子美卒業生の方から岐阜支部が結成される旨のお便りがありました。驚きと不安を胸に、懐かしさのあまり早速に入会することに致しました。女子美を卒業することはや四十年、この空白期間をどのように埋め合わせればよいのかが課題でした。不安と期待が入り混じっていましたが先ず「出席する事」と心に決めました。
支部会では総会、食事会、各展覧会、ワークショップ等多彩に催されました。幼児向けの手作り絵本では親子で参加された方々が色とりどりの髪を切ったり貼ったりと絵本作りをされました。また刺繍科卒業生の方の指導で、一般の方も参加され、日本刺繍に挑戦! 不慣れでも皆と一緒にすれば楽しく仲間も増える。
六月に行われた第3回総会と高山一泊旅行では二人の先生の講演会が計画され、大変濃厚な二日間でした。佐藤和子先生のパンチあるお話は、まるで女子美大生に「タイムスリップ」したかのような熱いひと時でした。愛知支部の方々、三重支部の方々もご一緒できて賑わいました。
これまで様々な行事を計画して下さいました支部長さんはじめ役員の方々に心から感謝致します。
H25.7.20
●日本刺繍ワークショップを開催して S54年 刺繍科卒 伊藤幸枝
きっかけは母校の日本刺繍展への参加でした。お誘いを受けて思い切って相模原へ。秋深い美しい校舎にご一緒させて頂きました。素晴らしい作品に大感動し、学食で学生と混じってランチまで頂きました。その折、岐阜に帰ってからワークショップを開催したら…? とのご提案に、何だか学生気分に戻ってしまった私は無謀にもお受けしてしまったのです。
当日は寒い日でしたが皆様お集まりくださり、楽しく、有意義に、作品作りができたと思っています。また日本刺繍の一端を1ミリでもご紹介できたのではと嬉しく思っています。
ワークショップの機会をくださった岐阜同窓会の皆様に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
H26.1.9
●岐阜支部を立ち上げてから 事務局 大久保加代子
手さぐりでの女子美大同窓会岐阜支部の立ち上げから、丸3年になりました。
皆様にお会いするたびに、ずいぶん遠くなってしまった美大生時代のあの空気感を共有する楽しさを再び持つことができました。そして、大学からの情報も多く入り、新鮮な「今」を知ることができます。
また、「なかなか出席できないけれど会報でつながりを感ずる」と書いてくださった会員の方のためにもより多くお知らせができるよう色々な方法を考えていきたいと思います。岐阜支部会がより充実したものになりますよう、皆様のご意見、ご希望をお聞かせ下さい。また大震災の義援金にたくさんのご協力ありがとうございました。
H26.1.12
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■2013年度 支部長会議の報告
★5月25日(土) 杉並キャンパス pm13:00~14:30
出席 36支部52名
理事 木下会長以下22名
来賓 横山学長 上葛教授 橋本教授 小林教授 加藤総務長
●第3回 佐野ぬい賞募集
●女子美大美術教育研究会発足:横山学長を会長として美術教育に関わるすべての方々、そして女子美大学生、女子美卒業生を中心とした研究会。年会費あり。
●同窓会支部展へ在校生出展の実施:出身県での先輩と後輩との交流。支部会員の活性化を図る。
●企画展:刺繍にまなぶ
アニメーションの世界
●子供感性教育研究会:女子美同窓会ならではの活動であり、将来発展する可能性を秘めている。
●「絵いっぱい運動」:国公立病院、それに準ずる各施設等に寄贈。皆様からの作品をお待ちしています。
★5月26日(日)相模原キャンパス am10:00~11:40
第2部支部長会議
全42支部中36支部出席
●本部より:事業協力金について
支部作品展への在学生出展について
幹事会について
冊子についてのアンケート
●支部からのアンケートの回答
●フリートーク
●会長挨拶:明治創立時、100年後をイメージした。今回も100年後の女子美をめざす・・・と力強い言葉で語られ、私達にはひらめき=アートの特権がある、がんばっていきましょうと結ばれました。
・第25回支部長会議を無事終え、隣接するJAMの企画展<アニメーションの世界>を木下会長の案内で鑑賞しました。