日曜美術館-佐野ぬい先生の特集が放映されます

日曜美術館、佐野ぬい先生の特集です。

このたび、NHK「日曜美術館」にて佐野ぬい先生(本学元学長、名誉教授)の特集が放映されますのでお知らせいたします。

本学元学長の佐野ぬい先生(1932‐2023)の没後2年を迎えたこの夏、大規模な回顧展『佐野ぬい:まだ見ぬ「青」を求めて』(2025.10.13まで)が青森県立美術館で開催されています。NHK Eテレ 「日曜美術館」では、「青の画家」である佐野ぬい先生の作品を見つめながら、佐野先生が生きた時代と、そこで道を切り開き続けた佐野先生自身に迫ります。
ぜひ、ご覧ください。

10月5日日曜日午後8時~

https://www.web.nhk/tv/an/nichibi/pl/series-tep-3PGYQN55NP/ep/N5LMPW8G33

明日への想い 青に込めて 洋画家・佐野ぬい

『青は不思議な色だ。快い、爽やか、明快を表すと思えば、憂愁や影、死という音色を出すこともある…』戦後、日本の抽象画をけん引し2年前に亡くなった洋画家・佐野ぬい。美術界が圧倒的に男性優位だった時代、逆境の中で独自の創作を続け海外でも高く評価された。子育てに追われながら、大学で若い女性画家たちの指導にも情熱を傾け、90歳でこの世を去るまで大作を描き続けた。常に明日に向かって生きた佐野の生涯に迫る。

 

■女子美スピリッツ2025 佐野ぬい 青の諧調 collage

日時

2025年9月12日(金)〜11月1日(土)

1955年に本学芸術学部洋画科を卒業した画家、佐野ぬいの作品展。本学卒業後は洋画科の助手や専任講師、助教授、教授として長年にわたり後進の指導にあたり、2007年には本学学長に就任。特徴的な青を基調とする抽象表現から「青の画家」と呼ばれ、佐野が描き出す色調のコンビネーションは、唯一無二の旋律を奏で、私たちを魅了します。 洋画家として知られている佐野ぬいは、コラージュ技法を用いた作品も数多く制作していました。色面の中にコラージュ素材のディテールが層を成すことにより、詩情あふれる佇まいの中に軽やかなリズムを響かせます。本展では佐野ぬいが表現するコラージュ作品を中心に、生涯にわたり描き続けた「青」の作品群をご紹介します。

 

開催場所

女子美ガレリアニケ
杉並キャンパス1号館1階